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ロルフ・メソッドについて

アメリカ生化学者アイダ・ロルフ博士によって創始されたボディーワークです。アイダ・ロルフ博士がこのワークに対して名づけた名称はストラクチュラル・インテグレーション(Structural Integration=身体構造統合、略してSI)でしたが、創始者の名に因んで、ロルフィング※1の愛称で呼ばれるようになりました。※1 ロルフ研究所は Rolfing という名称に対する商標権を取得しました。

 アイダ・ロルフ博士は、1920年にコロンビア大学医学部にて生化学の博士号を取得、1932年まで、ロックフェラー研究所の有機化学および化学療法の部門で勤務していました。その間、ロルフ博士は、自分自身の健康上の問題と息子の側湾症の解決策を模索し続けました。

 当時の医学的治療手段に強い不満を抱いていた彼女が向かったのは、オステオパシー、カイロプラクティック、ヨーガ、アレキサンダーテクニーク、ホメオパシーといった手法の医療でした。

 彼女は科学的な視点を重要にしていましたが、他では助けを得られなかった慢性的な障害を持つ人たちとの施術を通じて、多くの解決が直感的にもたらされたと言います。この施術がのちにロルフメソッドであるSIとして世に知られることなります。

 SIは、整体やマッサージなどとは違い、筋肉や骨ではなく、筋膜と呼ばれる組織に働きかけます。​体中に蜘蛛の巣のようにはりめぐらされている筋膜を調整し、重力に対して効率的な位置に身体の配列を整えていきます。

 SIによって筋膜を整えると、動作はなめらかになり、呼吸も改善され、その人にとって、心地よい身体が手に入ります。そして、このように身体が変化すると、その人個人の内面や生き方にも変化が起こります。

 

​SIについてもっと詳しく

10セッション​について

 

 SIは、10回のセッションによって構成されています。10回のセッションを経て身体の各部がうまく協調して機能するものとなるように組み込まれています。1~3セッションで表層、4~7セッションで深層に働きかけ解放し、8~10で統合し、身体をまとめあげていきます。

セッション1​

 

・呼吸のパターンを改善し、肺活量を増やします。

​・身体の水平面に対し、骨盤をまとめあげ、身体の前面をのばし、胸郭を引き上げ、下肢を自由にします。

セッション2​

 

・地に足がしっかり着き、バランスよく立ったり歩くための基盤をつくります。

​・おもに、下肢に働きかけ、背中を伸ばします。

セッション3

・身体の側面のラインを伸ばし、整えます。

セッション4​

 

・身体の内側のラインを伸ばし、整えます。

セッション5​

 

・腹直筋と大腰筋をバランスさせます。

​・主に、腹部に働きかけます。

セッション6

 

・仙骨を自由にさせます。

​・主に、骨盤の後面、背中、下肢に働きかけます。

セッション7​

 

・水平な骨盤に調和する水平な頭をつくります。

​・おもに、首や頭、顔面に働きかけます。

セッション8​

 

・上半身(もしくは下半身)全体をバランスさせます。

セッション9​

 

・下半身(もしくは上半身)全体をバランスさせます。

セッション10​

 

・身体全体をバランスさせ、まとめあげます。

 

★ロルフ・メソッドは現在、女性限定とさせて頂いております。紹介者がおられる場合に限って、男性も施術いたします。

 

 

セッション時の服装について

 セパレートタイプのもので、上はスポーツブラのようなタイプのもの、下は膝がしっかりでる短パンタイプのものをご用意ください。水着でも結構です。おすすめは右の写真のようなタイプです。ガードルのような締め付けが強いものは不向きです。

 露出が気になる方は、シーツをかけるなど配慮いたします。お気軽にお申し出ください。

 セッション当日は、ヒールが高くない歩きやすい履物にてお越しください。また、重い荷物は避け、リュックなどがお勧めです。

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