研究報告
この図は、X軸(横線)・Y軸(縦線)で重心の位置を示しています。例えば、重心が前方に移ると、Y軸は+の位置に、左側に重心が移るとX軸は-位置に重心線が映ることになります。
健常者の方に比べ、トラウマの方は重心がやや前方にあり、またその範囲も狭い特徴をもっているようです。健常者の方は重心が後ろにあり、なおかつ前後左右の動きの範囲が大きいことが示されています。
しかしながら、単にこの結果が良し・悪しと判断することはできません。なぜ、わざわざこのような動きをするのか・あるいはできるのか、そこに注目してアセスメントを進めていきます。
なお、どちらも40代女性の方で、このデータの開示に許可を頂いております。